介護制度に欠かせない存在

ケアマネージャーは、介護支援専門員というのが正式名称で、高齢者が必要な介護サービスを受けられるように手助けする仕事をします。
細かな業務内容を挙げるときりがないほど、たくさんの業務を行っていますが、基本的には要介護者と介護事業者をつなぐ存在だと言えるでしょう。

(参考記事)
http://careergarden.jp/caremanager/work/

ケアマネージャーが行う仕事の流を見てみると、大まかに言って次のようになります。
高齢者が病気などによって介護を必要とするようになると、介護をどのように受けたら良いかという相談が、このケアマネージャーのもとに入ります。
そして、要介護者やその家族から聞き取りを行い、どんなサービスがどのくらい必要かを確認し、必要を見極めます。

その後、介護保険に必要な書類や、介護施設への入所手続きのための書類を作成することになります。
そして、高齢者がきちんと適切な介護サービスを受けられるようになったかまで、サポートを行うのです。

ケアプランの作成という重要な仕事

いろいろとあるケアマネージャーの仕事の中でも、ケアプランの作成という重要な業務があります。
これは、要介護者が毎日の生活を支障なく送れるように、どんな介護サービスを受けるか、どこでどれだけの頻度で施設に通うかなどの、介護プランを作るというものです。
これによって、要介護者、またその家族の生活スタイルが変化しますので、とても大事な作業です。

さらに、介護サービスの目的は、日常生活を支援することに加えて、自立した生活を送れるよう、機能回復などの面でサポートすることにあります。
そのため、ケアマネージャーは、要介護者がどのようなリハビリを受けたら良いかなどを判断して、適切なサービスを受けられるように手配することもします。

より必要性が増すケアマネージャーの役割

高齢化がさらに進むことが予想されている日本では、介護サービスの充実が叫ばれています。
新しく介護施設がどんどんオープンしていますが、そこで働く介護のプロの需要は完全に満たされているとは言えません。

また、要介護者がたくさんある介護事業者から、必要と希望に合った適切なところを選ぶのも大変な作業です。
そのため、要介護者と介護事業者をつなぐケアマネージャーの働きは、さらに必要とされることでしょう。

ケアマネージャーとなるための資格を取るには、いくつかの条件を満たさなければなりませんが、就職にとても有利な資格ですし、やりがいのある仕事を楽しむことができます。
資格取得にチャレンジしてみるのも、将来性があって良いでしょう。
日本全国どこででも働けるので、自由が利く仕事というのも魅力です。