獣医師

レベルの高い獣医系の大学に入ることから

獣医師になるには、獣医系の大学を卒業して、獣医師国家試験に通らなければなりません。
そのため、獣医師を目指している人は、大学に入ることが最低条件となります。

しかし、この獣医系の大学というのは、日本においては16校と大変少なく、競争率がかなり高い大学です。
獣医系の大学の中でも難易度が低いとされていても、通常の医学系大学よりも合格水準が高いと言われていて、獣医系大学のレベルの高さが伺えます。
そのため、獣医になるにはまずしっかりと大学受験の勉強を行い、狭き門をくぐることが欠かせないのです。

その後獣医師国家試験を受けるわけですが、合格率は80パーセント台となっています。
比較的高く見える合格率ですが、試験の難易度は高く、かなりきっちりと試験対策としないと、合格はおぼつかないでしょう。

いろいろな活躍の場がある獣医師

獣医師が働く先は様々です。
より市民にとって一般的なのは、動物病院という仕事場でしょう。
ペットを主に診ることになり、犬やネコなどの動物がメインとなります。

動物病院によっては、犬とネコだけを専門に診るところもありますが、中には鳥を含む小動物などいろいろな動物を診るところもあります。
動物はたくさんの種類がありますし、大きさやそれぞれの特性も違うため、しっかりとした診断と治療ができるようになるには、かなりの年月が必要とされています。
それだけ、勉強と経験が必要な仕事で、向上心を持って仕事に臨むことが求められます。

また、公務員として働く獣医師もいます。
感染などから家畜動物を守る、検疫などに勤めて動物経由の毒や感染症を防ぐといった、検査や管理業務がメインとなります。
専門的な知識と、関連法令に関する知識が必要となります。

独立開業することが多い獣医師の世界

獣医師としての資格を取ると、多くの人は動物病院などに勤務して経験を積むことになります。
しかし、その後独立開業して、自分で動物病院を開くケースが多く見られます。
獣医師の勤務先統計を見てもそれは明らかで、全体の4割を超す人が個人診療所を持っているとされています。

それだけ、動物病院のニーズが必要とされていて、開業するチャンスが多いということを示しています。
自分のペースで働くことができますし、収入などの条件も良いので、将来性がある仕事と言えるでしょう。

資格を取得するまでが大変ですが、それを考えてもメリットが大きい仕事と言えます。
獣医師になるという夢を持っているのであれば、まずは獣医系の大学の情報を手に入れて、気になるところをチェックしましょう。
そして、自分の学力を考えて、受験対策をしっかりと行い、厳しい競争に勝てるように努力する必要があります。