カテゴリー: 薬の知識

  • 薬の副作用とは

    薬の副作用とは

    副作用は必ず起こる?

    副作用

    風邪薬を例にすると、注意書きの部分に「用法用量を正しく守ってお飲みください」という注意書きが書かれています。
    ですが、用法用量を正しく守らない場合であっても、必ず副作用が発生するというわけではありません。
    では、どうしてこのような注意書きが書かれているのか?というと、人によっては副作用が発生しやすい人もいるからです。

    有名なケースでは、妊婦さんが副作用にかかってしまいやすいという話があります。
    妊婦さんの場合、風邪薬を飲んでしまうと気持ちが良くなって眠気が出てくることもありますし、母胎そのものに悪影響を与えることも過去にあったため、用法用量に関する注意書きが必要となりました。
    それと、酒などを飲んでいると眠気がさらに促進されるようになります。

    近年では、薬の副作用が少ない風邪薬も開発されていますが、明確に「眠気を誘う成分は含まれていません」と書かれていない風邪薬については、自動車、機械を操作する際に飲まないほうが良いでしょう。
    また、眠気と言っても強すぎる眠気が襲うわけではありません。
    ですが、段々と常用してしまうようになってしまう人も世の中にはいるのです。

    例えば、風邪薬を睡眠前に飲んでおくと睡眠時間が長くなる、睡眠誘導が容易くなる・・・と思っている人が該当します。
    睡眠薬と違い風邪薬であればドラッグストアでも購入できますので、このようなことを考え常用してしまう人もいるのです。
    なので、最近では眠くなる成分が含まれていません・・・という注意書きも、大きく書かれるようになりました。

    薬の副作用で知っておかなければいけないことは、過度な使用状況にあると依存性が高まってしまうことです。
    なので、副作用が見られる場合は医師と相談のうえで、これから先も同じ医薬品を使用していくのか検討しましょう。

    副作用がほとんど存在しない薬も存在する?

    薬の副作用についてですが、漢方であればほとんど副作用が存在しない状況で薬の効果を得られます。
    また、漢方にも副作用はある・・・と言われていますが、以下のような副作用が微小なレベルで存在するだけです。

    漢方の副作用その1ですが、利尿作用の強い漢方も存在します。
    人によっては何度もトイレに行くことになるので、そのような漢方薬は量を減らして使用されると良いでしょう。

    漢方の副作用その2ですが、お腹がすいてしまう漢方も存在します。
    体内の保温性を高めてくれる漢方の中には、糖質を積極的に消化できるようになるものもあります。
    なので、漢方であっても用法用量を守って使用されたほうが、薬の副作用のような効果が出ずに安心して飲み続けられるのです。

  • 薬とは

    薬とは

    医療における薬とは

    医療における薬とは、定まった場所に対して効果が発生する薬のことです。

    薬という分類では、食べ物も薬に分類されてしまうので、薬の中には医薬品が存在しているわけです。
    医薬品は定まった病気、もしくは筋肉や脳に対して効果をあげる薬として開発されています。
    効果のある薬についても、今では日進月歩の流れで新しい薬が開発されている状況なのです。

    すでに効果のある薬がある・・・のであれば、新しい薬は不要なのでは?という考え方も存在します。
    ですが、そのような薬の開発対応では新薬の開発を行えないのです。

    薬というのは、時代によって求められているものが違っていますので、薬として効き目があるだけでは高い評価を得られません。
    例えば、医療における薬というのは即効性が高くないといけません。
    そのため、麻酔薬などは瞬時に効き目のある成分で構成されています。

    風邪薬の場合は薬の扱いが違ってくるため、今でも新しい薬が開発され続けているのです。
    例えば、頭痛、発熱に効果のある薬が風邪薬に分類されるのですが、今では痛み、体温の低下を抑えるものも風邪薬として販売されています。

    昔であれば、大人の人が風邪薬を定期的に利用するだけだったのですが、今では、栄養ドリンクのように風邪薬を常用される人が増えているのです。
    そのため、あらゆる希望に沿った風邪薬を開発しなければなりません。

    つまり、医療における薬というのは、受容体に働きかける薬という存在と、時代に見合った薬であるという2つの要素を含んでいるのです。
    近年では、清潔な環境で作られている薬であり、子どもも大人も安心して飲める薬でなければ、医療における薬として認められない一面も存在します。

    医療における薬の用途

    医療における薬は用途も様々なので、用途別で違ってくる医薬品の違いについても案内しておきます。

    医薬品というのは、なにも医薬品としての成分を含んでいるもの・・・のみ該当するわけではありません。
    ものによっては生薬と言われている天然由来成分が配合されているものを、医療における薬として扱われることがあります。

    漢方薬

    生薬で有名なものには漢方薬があるのですが、医薬品とは用途が別なので注意してください。
    漢方薬は全体的に働きかける薬として有名です。
    なので、人によっては治療が目的なのではなく、症状の緩和が目的で漢方薬を服用されています。

    例えば、風邪の症状で悪寒のみが強いという場合、どの部位が問題になってそのような症状が発生しているのか特定しないと、風邪薬を飲んでも大きな効果が得られません。
    ですが、漢方薬であれば体温を上げてくれる生薬が配合されていれば、医薬品よりも全体に対して高い効果を得られるのです。