カテゴリー: 治療する

  • セラピスト

    セラピスト

    人を癒やす魅力的な仕事

    セラピスト

    セラピストとは、人の心と体のバランスを取り戻し癒やしを与えるという仕事です。
    セラピストが行う仕事の範囲は広く、アロマを使ったものや音楽療法によるもの、カウンセリングをメインにしたもの、動物の力の活用したアニマルセラピーなどがあります。
    それぞれが持つ能力や経験を活かして、人の癒やしに貢献できるのが特徴です。

    こうした背景から、セラピストとしての仕事には、特に定まった資格はありません。
    仕事場も様々で、美容院を始めとして、マッサージ店、エステサロンなどが挙げられます。
    人の癒やしとなるものは、特定の方法に限らずたくさんありますので、業務形態も様々なものがあるのです。

    働き方もいろいろで、サロンでの正社員雇用から、治療院などでの委託業務、アルバイトなど、求人ごとに違った働き方があります。
    自分の希望や事情に合った雇用体系を見つけやすいというメリットがあるとも言えるでしょう。

    専門的な資格を取ってプロとして働く

    このようにセラピストの仕事には、決まった形がありませんが、特定の分野での資格を取って、プロとして働くこともできます。
    たとえば、アロマセラピストの資格などは一般的で、いろいろなスクールで養成講座を開催しています。
    民間資格ですが、知名度が高いので、就職に便利ですし、いろいろな働き口があります。

    また、心理的なアプローチを行うという面では、臨床心理士の資格を取るという手もあります。
    この資格は、受験条件が医師免許を持っていること、指定された大学院を修了していることなど、レベルが高いものですが、それだけニーズが高いと言えるでしょう。
    心理カウンセラーとして働くにはもってこいの資格で、好条件で仕事を得ることができます。

    このように、セラピストに関する資格は、比較的気軽に取れるものから、かなり高度で専門的なものまであります。
    自分に向いている職業、希望に合ったものを探して、資格を取ってみるのも良いでしょう。

    向上心を持っている人に向いている仕事

    セラピストは、特に定まった技術や経験、資格がなくても行える仕事とも言えます。
    一方で、しっかりとした技術を持っていれば、それだけお客さんからの評価も高くなり、多くの顧客を抱えることができるようになります。

    人に癒やしを与えるためにできることはたくさんありますので、自分のスキルを高め、その技術と能力を磨いていくことで、さらに向上できるのがこの仕事の魅力でしょう。
    向上心を持って仕事に取り組む人にとても合っている職業と言えます。
    ストレス社会と言われている現代日本では、さらにこれからもセラピストが果たす役割は大きくなりますし、仕事としてのニーズも大きくなっていくでしょう。
    将来性のある仕事ですから、この業界に入ってみるのも楽しいでしょう。

     

  • 整体師

    整体師

    現代社会ではニーズが増えている

    jv184_72a

    今の日本では、肩凝りや腰痛に悩む人が増えています。
    忙しい毎日を送っているために、ストレスを抱える要因が増えていますし、仕事のスタイルもパソコンを使った業務が多くなっているため、長時間同じ姿勢でモニターに向かうことがほとんどだからです。

    こうして生じる肩凝りや腰痛などを癒やすために、整体師のものに通って、施術を受けるという人も少なくありません。
    そのため、全国各地で整体院やマッサージサロンなどが多くなっています。

    そこで働く整体師の需要も大きくなっていて、これからもその傾向が続くと考えられるでしょう。
    しっかりとした技術と経験があると、施術を効果的に行うことができますので、お客さんがつきやすくなります。

    特に必要な資格がない

    整体師は、あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師とは異なって、国家資格が設けられていませんので、業務を行うのに特に資格が必要なわけではありません。
    未経験者であっても、整体院などに入って技術を学ぶことで施術を行うこともできますし、自分で独立開業することも可能です。

    より信頼性のある証明が欲しい、しっかりと専門的な勉強をしたいと考えているのであれば、整体師を養成する学校がありますので、そこに通うこともできます。
    また、民間資格として整体師の資格もありますので、資格取得にチャレンジしてみると良いでしょう。
    民間のものとはいえ、資格を持っていると、しっかりとした技術と知識を持っていると客観的に見ることができますので、就職や転職の際に有利になるでしょう。

    また、養成学校では、整体の技術だけでなく、解剖学などの人体の造りなどを学べますので、応用力を身に着けることができます。
    学校を通して、就職先の紹介を受けられるということもありますので、メリットは大きいでしょう。

    人の役に立てるやりがいのある仕事

    整体師のもとに来る人々は、腰痛など体の不調を訴えている人ばかりです。
    施術によって調子が良くなり、毎日の生活を快適に送れるようになるのを見るのは、とてもやれしいことですし、人に役に立っているという実感を味わうことができます。
    たくさんの人との交流を楽しむこともできますし、人との時間を有意義なものとすることもできます。

    正社員として働くスタイルはもちろんのこと、アルバイトという形で働くことも可能ですし、独立開業するという手もあります。
    それぞれのライフスタイルに合わせた働き方ができるのも、この整体師という仕事の魅力です。
    技術を持っていれば、どこででも働けますし、年齢を重ねても続けられるため、とても働きやすい環境が整っているとも言えます。
    資格を取るかどうかはそれぞれの決定ですが、まずは実際に整体院などでアルバイトをするなどして、仕事の実際を知ってみるのも良いでしょう。

     

     

  • 鍼灸師

    鍼とお灸の施術を行う有資格者

    鍼灸師とは、東洋医学の1つである鍼による治療とお灸の施術を行う人のことです。
    資格としては、はり師という資格ときゅう師という資格の2つにまたがっていて、この2つは別個のものです。
    そのため、鍼灸師という1つの国家資格が存在するわけではありませんが、ほとんどの人がこの2つの資格を同時に取得するため、実質上鍼灸師という呼び方が一般的になっているのです。

    はり師は、極細の鍼を患者さんのツボに刺して、症状を緩和させるという仕事をします。
    ツボの位置や使う鍼の種類を完璧に把握している必要がありますし、症状に合わせて適切な鍼を打っていく必要があります。
    正しい知識とともに、センスや経験などが求められる技です。

    一方、きゅう師はもぐさをツボに置き、それを燃やすことによってツボに刺激を与えるというものです。
    これもやはり症状に合わせた適切なツボを刺激する必要があります。
    鍼と同じように、正しい知識がないと危険なこともありますので、専門的な教育が必要となります。

    専門の養成学校に通って資格を得る

    鍼灸師として働くには、上記の2つの国家資格が必要ですが、国家試験を受けるには一定の条件を満たす必要があります。
    鍼灸についての養成を行う学校は、大学の他専門学校もありますので、最短3年間で受験資格を満たすことができます

    国家試験は筆記試験だけで、はりやきゅうに関する理論を始めとして、解剖学や医療に関する総合的な知識、衛生論など、幅広い範囲から出題されます。
    年に一回だけの試験ですので、チャンスを逃さないように、しっかりと試験対策をすることが肝心です。

    試験の合格率は比較的高く、養成学校でしっかりと勉強をしていれば、無理なく合格できると言えるでしょう。
    そのため、養成学校をしっかりと選ぶことがカギとなります。

    いろいろな働き方ができる鍼灸師

    鍼灸師の仕事場はいろいろありますので、ライフスタイルに合わせて就職活動を行うことができます。
    病院などの医療機関で鍼灸を取り入れているところもありますので、病院務めをすることも可能です。

    また、個人で独立開業して鍼灸院を開くことも可能です。
    その場合には、マッサージの施術を同時に行うところも多いので、あん摩マッサージ指圧師の資格を取っておくと役に立ちます。
    はり師やきゅう師の養成と同時に、この資格の養成講座を開いている専門学校も多いので、学校選びの基準にできます。

    鍼灸院を開業したあとは、一人でも多くの患者さんに来院してもらう必要があるので、技術だけではなく医院を経営するマーケティングの知識も必要です。
    その一つとして、インターネットを使って患者さんを呼び込む方法があります。

    自院のホームページサイトを作り、治療の内容や診療方針、アクセスなどの情報を載せますが、ただ作っただけでは見てもらえない可能性が高いのです。
    より多くの人の目に触れて、自院を知ってもらうきっかけができるようにホームページ制作にも力を入れていきましょう。

    ホームページ制作は時間がかかるものですので、少しでもよりよいものができるように鍼灸院や整体院などのホームページ制作に特化した会社に依頼することをおすすめします。
    制作者がその業界に詳しいことで、治療についての明記や診療内容も説得力のある記載ができますし、自院の特徴をうまくアピールすることで他院との差別化が図れます。

    鍼灸師の役割は海外でも認められていて、医師と同じような扱いを受ける国もあります。
    そのため、自分の可能性を広げることができるので、日々やりがいを感じることができるのが鍼灸師です。

  • 音楽療法士

    音楽療法士

    音楽療法士とは

    音楽療法士という資格をご存知でしょうか?
    ご存知の方や実際に音楽療法士による療法を体験したことがある方は、
    まだまだ少ないかもしれません。
    音楽療法士は音楽を通じて人々の心や体の健康の維持や
    向上に役立つための指導や療法を行う仕事です。

    音楽療法とは

    音楽療法では、音楽を聴く、一緒に楽器を鳴らす、歌を歌う、
    リズムに合わせて体を動かすといった活動が実践されます。
    これにより、ストレスや悩みから解放されたり、日常の生活に活気を取り戻したり、
    障害を持つ方や子供の成長に良い影響を与えたり、
    高齢者の認知症の予防や改善・寝たきりの予防・機能の回復に効果を発揮されるのです。

    落ち込んだときや悲しい出来事があったときに、
    歌を聞いて勇気をもらったという経験がある人は多いと思います。

    また、自分の娘や息子の名前は忘れてしまったのに、
    子供の頃に覚えた歌は歌えるという認知症の高齢者がいたりします。
    このように音楽には人にパワーを与えたり、記憶を呼び覚ましたり、
    元気を取り戻して、日常生活に活気を与える効果があるのです。

    音楽療法士の活躍の場としては、病院のリハビリテーション施設や小児病棟、
    子供の発達障害に対応する施設や児童施設、
    老人ホームやデイサービスセンターなどが挙げられます。

    また、保育士や幼稚園教諭、学校の音楽教諭などの資格とダブル取得して、
    幼児教育や学校教育の場で活かしたり、
    音楽スクールなどを開いて音楽療法を広めることも可能です。

    もっとも、音楽療法士の資格は現在のところ、国家資格ではありません。
    民間の機関が一定のカリキュラムを習得した人に対し、
    音楽療法士の認定を与えているものです。

    ニーズが高まる音楽療法士

    さらに複雑なことに民間の認定機関も1団体だけではなく、複数存在しています。
    ますます深まる高齢化や、ストレスの多い現代社会において、
    音楽療法士に対する潜在ニーズがあることは明らかであることから、
    これから発展していく資格と言えるでしょう。

    複数の団体の中でも、日本音楽療法学会は、
    聖路加病院の理事長で100歳を超えても現役医師として活躍を続ける日野原氏が
    理事を務める団体で、音楽療法士の国家資格化および
    法制化に向けて活動を起こしています。

    2011年時点で全国に9つの支部があり、
    6000名余りの会員を擁する規模の大きい音楽療法士の所属団体であるため、
    音楽療法士に興味を持たれた方は、
    この学会で認定を受けることを基本に考えてみるといいかもしれません。

    音楽療法士になるには

    日本音楽療法学会認定の音楽療法士になるには、
    高校や大学等を卒業後に指定された認定校に入学してカリキュラムを修得するか、
    学校卒業後に臨床経験を3年以上積んだ後、
    学会の定める講習会を受講することが必要になります。

    臨床経験には音楽教諭やピアノ教室の講師など音楽関係の実務のほか、
    作業療法士や理学療法士・医師・看護師・介護士等の音楽を使用しない
    臨床経験でも認められます。

    いずれのケースにおいても、筆記試験と面談試験があり、
    この2つの試験をクリアして学会認定音楽療法士の資格を取得することができます。
    医学や心理学・福祉・教育などの専門知識を問う筆記試験のほか、
    ピアノなどの実技試験も行われるのです。

    音大を卒業してもプロの演奏家になれる人は稀であり、
    音楽教師としての活躍の場も少子化により先細りと言われています。
    このような中、音大卒業後に音楽療法士の資格を取り、
    病院や老人ホームなどで活躍の場を広げる方が増えています。